Dec
11
2015
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外来そして医学部の講義 |
2015.12.11 22:00 | 勉強会
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医者は外来で椅子に座りっぱなしとのイメージがあるかもしれませんが、それは誤解です。
診療外でも仕事に追われています。
今日は外来診療後に、医学部で講義を行ってきました。
現在、医学部・看護学部・看護専門学校の3ヶ所で定期的に講義を行っていますが、
それぞれの場所で、学生に求められる知識は異なり、学年によっても理解できるレベルが異なるので、話す内容にバランスをとるのも結構大変です。
(今の医学部は1コマ60分。教育機関の国際基準に合わせているようです。)
講義内容で大変な事は、教科書レベルで要求される知識と、臨床現場で必要とされる知識のギャップをどううまく伝えるかに尽きます。ひと昔前に「事件は会議室で起きているんじゃない。現場で起きているんだ!!」と言う名ゼリフが流行りましたが…。基礎となる知識の中にも、混乱を生じさせないように実際の臨床での考え方も伝えなくては興味をもって学習できません。
(きっとこの講義が将来の役に立ってくれるはず! 頑張れ後輩たち!!)
それにしても、近頃の医学生は真面目です。
ゆとり世代? いやいや。とんでもございません。
今の学生は益々進んで行く医学の知識を吸収していかなくてはならず、私が学生の時の方がよほどゆとりがあったような気がします。
外来後の講義で今日は流石に疲れました…
学生諸君。遅い時間の講義に付き合わせて申し訳ない。
何か分からないことがあったら、遠慮なく質問に来て下さい。
お疲れ様。良い週末を!